洒落(しゃれ)
=その場に興を添えるために言う、気のきいた文句。ある文句をもじったり、同音や似た音の言葉に掛けて言ったりする。
駄洒落(だじゃれ)
=へたなしゃれ。くだらないしゃれ。「―を飛ばす」
しかし、残念ながら、「洒落」という言葉は「おしゃれ」の意味以外で使われることは、今では殆どありません。
どんなに面白くて気の効いた「洒落」であっても、「駄洒落」だ、「オヤジギャグ」だと言われてしまいます。お笑いブーム(ボケ、つっこみ)の影響もあるのかもしれませんが、「洒落」を言うこと自体を馬鹿にする風潮があります。
そもそも、面白いかどうかは、聞いた方の主観に左右されるので、「洒落」と「駄洒落」を区別明確な判断基準はそこにはありません。
1つの「洒落」もしくは「駄洒落」が、ある人にとって面白くても、
他の人にとってはつまらない。それが本当につまらない場合もあるし、面白さがわかる感性が聞く人に欠如している場合もあります。
「気の効いた洒落」が「くだらない駄洒落」に全て分類されてしまう現在、「駄洒落」には、「気の効いたもの」と「くだらないもの」があるのです。
「駄洒落」の意味するものが、本来の意味とは違ってきています。
私としても、「洒落」が全て「駄洒落」という侮蔑的な言葉で安易に片付けられるのは心外ですが、言葉の定義が変わってしまったことはどうしようもありません。
「洒落」を愛する人にとっては、
もはや「駄洒落」の地位を向上するしか、
生き残るすべは無く、未来は無いのです。
流 音弥
(ダジャレナビ編集長)